社員教育で心がけていること、力を入れていることはございますか?
キヤノングループの行動指針の原点に三自の精神「自発・自治・自覚」があります。 企業文化として自主性を尊重するスタイルを取っており、手取り足取りではなく自ら学ぶ、向上する姿勢を大事にしています。
人事としては自主性のある方に学びやすい環境を用意することに力を入れています。一例として、若い世代向けのビジネスアカデミーといった制度があります。就業時間外に自らの意思で受講することができる講座を幅広いジャンルにわたって用意しています。
どのような資格やスキルを社員にもとめていますか?
先ほど述べましたが、まずは根底に自主性が必要であると考えています。
その上で、資格やスキルが求められると思いますが、担っている仕事によって必要な資格やスキルは異なりますので、なかなか特定しづらいです。
あえて共通してあると言えば、英語力です。
弊社は“Beyond CANON,Beyond JAPAN”という指針を掲げています。その指針にもとづき、グローバルな視野を持ち、ビジネスを推進するためにも英語力は重要であると考えています。また、英語力の違いで得られる情報量も変わってくると思っています。
また、TOEICを会社負担で受験できる機会も用意しています。
新入社員に対しどのような人材をもとめていますか。
内定してから入社するまでの間の教育に力を入れております。
入社日までに社会人としての準備がしっかりと整っている状態になるよう教育しています。eラーニング等を活用しながら、内定者教育に取り組んでいます。 また、英語力の必要性を伝えています。
グローバル化が進む中、5年後、10年後を見据えたとき、今まで以上に英語の必要性が高まっていると考えます。
ナレッジサーブ「ネット講座」で社員に学んでほしいカテゴリなどあれば。
カテゴリを見ると、有意義なものが多いと思いますが、いずれにしても自主的に取り組むことが大切だと思います。
最後にナレッジサーブ「ネット講座」で学ぶ意欲のある会員向けに応援のメッセージをお願いします。
何を学ぶにしても前向きな姿勢が大事だと思います。
また、学ぶ習慣のある方は強いと思います。
勉強する習慣のない方がいきなり勉強しようと思ってもなかなかできないですからね。 学ぶことに無駄は無いと思います。学びを活かせば何かしら自分に必ず返ってきます。
学ぶ人、がんばる人、一生懸命な人、そんな方々を私達は応援します。
頑張ってください!!
取材を終えて
今回取材を終えて感じたことは、営業会社であることから非常に緊張感のある会社のイメージで訪問させていただきましたが、確かにそういう面も持ちつつも、社員の方々がとても明るく活発に働かれていて、温かい雰囲気の企業でした。 まさに三自の精神が浸透し、グループ企業理念の「共生」の実現に向けて前進されているのを感じました。 ありがとうございました。
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