◆メリット ◎品質工学を学ぶためには、まず品質工学の考え方を理解する必要があります。次に、その考え方にもとづいて、いかなる方法であるかを学ばなければなりません。方法的には、2乗和の分解という考え方から構成されるSN比と直交表と損失関数を理解しなければなりません。 ◎多くの人たちはこの計算方法に気を取られて考え方のほうを忘れてしまいますが、考え方に戻ってみると、それほど難しいことを言っているわけではありません。 ◎とにかく品質工学を少しでも平易に活用できるようにしようというのが目標です。
カリキュラム No. 主な項目 1 第1回 品質工学の基礎を理解するために ・品質工学の発祥 ・タグチメソッドの誕生 ・技術開発としての品質工学 ・製造段階以降の品質工学 ・パターン認識におけるMTシステム ・データの2乗和の分解の方法 ・ゼロ点比例式のSN比の求め方 ・基準点比例式のSN比の求め方 ・具体的なSN比の求め方 ・1種類の制御因子によるSN比の比較 2 第2回 技術評価のための方法論 ・技術を評価するとは ・電気的特性による評価の方法 ・力と変形量の関係による評価 ・形の転写性による評価 ・化学反応のSN比の求め方 ・エネルギー変換によるSN比の求め方 ・技術の評価の妥当性を調べるパラメータ設計 ・技術評価の信頼性を確保する確認実験 ・シミュレーションによるパラメータ設計 ・計測技術における実物測定の誤差評価 3 第3回 製造段階の活用方法 ・オンライン品質工学の課題 ・オンライン品質工学の特徴 ・損失関数の考え方 ・許容差の決め方 ・フィードバック制御による工程の管理 ・計測における誤差 ・設計のチェックと取引のための機能性評価 ・品質工学のこれから 付録 品質工学用語集